暑い時期になると、動物の皮膚疾患が増えてきます。また、皮膚疾患とまでいかなくても皮膚のにおいが強くなったり、耳が赤くなったりする動物たちも多くなります。また、寒い時期になると関節炎や腎不全などといった疾患が多くなります。陰陽五行説、中獣医学的臓腑生理&病院病理、診断法、臓腑弁証をもとにご飯づくりをより体質や季節に基づき体調を整える手法としてお話しします。
参加対象:動物看護師、トリマー、トレーナー、動物の飼い主様(獣医師は参加できません。今後実施されます獣医師のためのホリスティックフードセミナー全5回をご受講ください)、手作りフードを実施中の方、実施したいと思っている方。(ドッグフードとの併用も可)
場所:Yumi holistic veterinary clinic マッサージルーム(横浜市戸塚区、JR戸塚駅下車、バス又はタクシー)
日程:第1回2016年6月18日(土)夏のご飯、皮膚、腫瘍、心血管系
初回実施日が近いため、ご都合の合わない場合は別の日に補講を受けることが可能です。お問い合わせください。
第2回2016年 9月3日(土)夏の終わりから秋のご飯、消化器、肺、湿を伴う関節炎
第3回2016年12月3日(土)冬のご飯、腎泌尿器系、関節炎、気虚&血虚のご飯
(単発での受講はできません。3回すべてご出席ください。)
時間:1時から6時まで(一回5時間)
定員:10名( 定員になり次第締め切らせていただきます。残席5)
受講料:6万円 *当日みんなで作った手作りごはんのお土産とテキスト(PDFファイルで事前にお渡し)、受講期間中の個人カウンセリングが受講費に含まれます。受講前にお支払いください。
講師:坂内祐美子(犬のホリスティックマッサージ著者)
問い合わせ/お申込み
持ち物 三角巾、エプロン、包丁、まな板、テキストをプリントアウトしたもの、試食用のスプーン、お持ち帰り用のタッパー(ご飯のお持ち帰り希望者のみ)、筆記用具、飲み物(必要な方のみ)
2016年8月、American Jurnal of Traditional Chinese veterinary medicineに発表の
タイトル:フレンチブルドッグ中獣医学的食事療法の内容を日本語に訳してご紹介します。
http://ameblo.jp/kuruhoru/entry-12161247692.html
この文書を作成するに当たりたくさんの資料を読み漁り、たくさんの知識を得ました。
是非この内容を飼い主の皆様とシェアして行きたいと思っています!
第一回講義
2016年6月18日(土)夏のご飯、皮膚、腫瘍、心血管系
手作りごはんの基礎(ドライフードや市販のフードの問題点、
ご飯の陰陽、夏に起こりやすい疾患のケアとレシピ、フードの表の読み方、使い方)
夏のご飯レシピ(調理実習)
犬種の特性とご飯の選び方について(原産国とその特徴、かかりやすい疾患)
サプリメントについて(Wendy Volhard著・ドッグホリスティックガイド参考)
夏の食材選び、夏のお肉の選び方(生食か、半生、火を通すか、お肉のバリエーション)お肉と穀物野菜食の割合について(夏バージョン)
炎症と断食について、炎症の対応方法(参考文献:食べない健康法・石原結實)
おやつの扱いについて(食べる量と質を考える)㊙夏のおやつレシピ(人も食べられます)
夏場の体調管理とフードの温度について
フードチャート(左絵)を有効利用してご自分の犬にあったご飯を作れるようになろう!
フードチャートの読み方(各臓器に良いご飯)を詳しく解説します。
6月後半から8月末まで週に一回「クルちゃん通信」として、実際にクルちゃんが行っている夏のホリスティックケアについてのお知らせ通信を送信します。
なお、第一回講義から2回講義までの間、何かご質問がある場合はメールにて無料カウンセリングが受けられます。希望者はご飯報告(どのようなごはんを作ったかなどを)をご連絡ください。
第2回講義
2014年 9月3日(土)夏の終わりから秋のご飯、消化器、肺、湿を伴う関節炎
6月から2か月半手作りごはんを実施した結果発表
夏の終わり(長夏)~秋のご飯レシピ、フードの選び方(調理実習)
夏の終わりから秋の食材選び、お肉の選び方(この季節の注意事項、お肉のバリエーション)
台風や雨といった湿に対応するご飯、症状に合わせた食材の選び方
秋から冬にかけての体重管理について
夏の終わりから秋の㊙おやつレシピ(人も食べられます!)
気虚、血虚、熱、湿、痰の診断と、それにあったご飯の選び(左絵)についての講義。
フードチャートの続き、気血陰陽、実証(熱、寒、湿、痰など)に良いご飯について
調理方法の陰陽について、季節による調理時間の工夫
引き続き、9月から11月終わりまで「クルちゃん通信」を作成し、週一回皆様へお届けいたします。この期間もメールにて無料カウンセリングが受けられます。
第3回講義(最終回)
2014年12月3日(土)冬のご飯、腎泌尿器系、関節炎
前回から3か月手作りごはんを実施した結果発表、この6か月間の間に変わったこと話し合いましょう。
冬のご飯レシピ、フードの選び方(調理実習)
冬の食材選び、お肉のバリエーション、お肉の調理方法が重要!!お肉の割合を考える。
腎泌尿器、関節疾患といった寒の症状に合わせた食材の選び方
冬の体重管理について
冬の㊙おやつレシピ(人も食べられます!)
気血津液と歯石のお話、歯石はどうしてできるのかを中獣医学的観点から説明。
鍼灸治療、冬期マッサージのススメ(陽を補するマッサージ)
マクロビオティックの陰陽とその応用、中獣医学とマクロビの違い
希望者は春のお食事セミナーということで3月上旬に単発セミナーを行いますのでそちらへ是非ご参加ください。単発セミナーですので、一回12000円です。
春のお食事セミナーご参加希望の方には、12月から3月まで週一回の「クルちゃん通信」の送信と春のセミナーまでの間、継続して無料カウンセリングが受けられます。最終回、12月3日までにご希望の方はお申し出ください。
受講前にお食事カルテを提出していただきます。
フードで学びたいことをより具体的にし、フードセミナーを通じて学んだことを半年間実施していただくことで現在のご飯での体調と6か月後の体調の変化を体感していただきます。
お食事カルテ内容(2頭以上いる場合はそれぞれ作成の事)
お食事を作る動物の名前、犬種、お誕生日、体重、血液検査結果(半年以内)、現在のお悩み、フードセミナーで学びたい目標、全身写真と顔写真、気になるところの写真(写真に収めて記録しておき、終了時に比べます)
事前にサンプルをお送りしますのでそちらに沿って作成してください。
スケジュールは、授業の進み具合によってその時々で変更がございます。ご了承下さい。
一日の時間割
12:30 戸塚駅集合(タクシーに乗り合わせていただきます。)
12:45ごろ 会場到着、調理の準備、エプロンと三角巾着用、包丁とまな板の準備
1:00~14:50 調理実習
15:00~18:00 講義と調理実習の続き
18:00~18:15まで片づけとお掃除、18:15解散(タクシーに乗り込む)
なお、喫煙所は設けておりませんので、喫煙はできません。
なお、授業内容が立て込んでおりますので、原則として、授業時間内には携帯電話は出られませんのでご了承ください。音はマナーモードに設定してください。ご協力をお願いいたします。
授業中の録音、録画、写真撮影はできませんのでご了承ください。
なお、授業中に撮った写真はブログにアップしますのでそちらをご覧ください。
授業形式について
教室は、自宅の一室で行なわれ、一つのテーブルに円を描くように座り、少人数制ならではのアットホームなくつろげる空間となっております。大勢の中で座って講義を聴く一般のセミナーとは少し違ってくるかと思います。ここでは、教室内でできる仲間の和を大切に、楽しく授業が進んでいきます。お互いに意見を出し合いながらお話を進めます。参加者は大多数が女性で、毎回楽しいお話に花が咲き、笑いのたえない教室となっています。授業当日は、皆さんで戸塚駅地下改札に12:30に集合していただき、西口よりタクシーに乗り合わせて会場までいらしていただきます。
受講費のお支払いについて
ゆうちょ銀行にて、事前にお振込みをお願いいたします。また、お振込みの控えを持って領収書の代わりとさせていただきますのでご了承ください。用紙での領収書は原則として発行できませんのでご理解とご協力をお願いいたします。
講師
坂内 祐美子
麻布大学卒業。獣医師。2001年より100%ホリスティック獣医療を行う動物病院Yumi holistic veterinary clinicを開業。現在に至る。
米国で2002年に獣医カイロプラクターSue Ann Lesser のbody
workセミナー受講。
The Healing Oasis Wellness CenterにてThe Veterinary Spinal Manipulative Therapy program(200時間)修了。Chi-instituteにて、小動物獣医鍼灸コース修了。2004年に英国ホメオパシー医学協会認定ホメオパスとなる。Massage wellness認定マッサージセラピスト。インターズーより出版の『as』にて、ホリスティックmassageのススメを連載。2005年1月より米国、フロリダにあるChi-institute小動物鍼灸コースと、tui-na(獣医推拳・按摩)コースにて実習インストラクターを勤める。日本においてはホリステッィクマッサージの第一人者として啓蒙、普及に幅広く活動中。
2015年Chi-instituteにて中獣医学フードセラピストの資格認定を得る。2016年8月アメリカの中獣医学専門雑誌American Journal of Traditional Chinese medicineにてフレンチブルドッグのための中獣医学的フードセラピーを発表。1998年より愛犬に手作りごはんを実施。1996年Wendy Volhardに手作りごはんを師事。2003年より中獣医学的フードセラピーをDr. Connie DiNataleに師事。